18歳を走る長い電車の旅

なんにもしなかったよ。
自己満足にあふれてた。

鬱蒼とした森を切り分けて走るディーゼル列車に乗って
誰も居ない駅をいくつも数えた。

会話なんてほとんどない。
最後の時間が、膨大に与えられていることだけ
わかっていた。

壊れていく日常と感情

今思えば、いつも何かを壊しながら生きてきてる。
白い雪を汚さずには歩けない。